ｉモード版「北へ。」～桜町由子～

平成12年5月から始まったｉモード対応のメールゲームで「北へ。」のキャラクターから任意のキャラクターを選択し、メールのやりとりによってドラマを楽しむ。各キャラクターが実在するような感覚を味わえるのも面白いところ。設定は本編の数カ月前となっている。キャラクター１人につき３－５ヶ月。１ヶ月３００円。

スタッフ

企画・柴田真人／企画・ゲームでザイン・横山裕一／プログラム・JAVA太JAVA朗、木村信行／キャラクターデザイン・NOCCHI／シナリオ・ぷるるん／シナリオ・嶋崎賢治、酒井祐介／シナリオプロット嶋崎賢治、川崎ヒロユキ、高山カツヒコ／スペシャルサンクス・菅野ウタロウ／協力・(株)リクルート、北海道じゃらん／ディレクター・志村昌弘、横山裕一／プロデューサー・柴田真人

物語(私の場合のみで全ての人が同じではありません)

灰色は由子さんからのメール青色はオレのメール・・必ずしもいい加減ではなく、実際に返信した内容もあります。これは２回目のプレイです。今度はベストエンディング・・・いくかな？

平さん、初めまして！私の名前は桜町由子。北海道千歳市に住んでる、社会人２年目の１９歳。
私の事は、遠慮なく由子って呼んでね。ところで平さんの職業って何？よかったら教えてよ。

オレも社会人（兼ダメオタ）です。よろしく、由子さん。

ふぅーん、平さんも社会人なんだ。
同じ社会人同士、甘えられない立場だから不満や悩みとかありそうだね。
私は仕事自体には全然不満とか無いけれど、意見の食い違いで仕方なく周りの人ともめるのが不満なんだ。
平さんは何か不満や悩みって無い？

嫌な上司がいるんですよ、何とかしてください。

あはははは。どこの場所にもいるものなんだね。
私の職場にも、嫌われてる人がいるんだ。
何でどこにでもいるんだろう。不思議だね。
それじゃ、またメールするね。

由子さんのメールだけが今の楽しみなんだから、早くしてくださいね・・・。

どうも、由子だよ！
悩みに悩んだ結果、今回は趣味の話をする事に決定。
私って結構多趣味なんだけど、今一番凝ってるのはカメラなの。
メカが好きって事もあるんだけれど、写真って旅先やふとした時に出会える一瞬の場面をいつまでも残しておけるじゃない。これってすごいごとだよね。
もちろん何時どんな場面でも撮りのがしが無いように、いつでも持ち歩いています。
カメラって人類の偉大な発明ベスト３に絶対入ると思うな。

すごい・・「ごと」ですか？誤字、まぁ誰でもあることですかね。っつか、カメラですか！どんなものを撮ってるんですか？

私がカメラに写したくなる場面はね、心を打つ忘れたくないような風景とか、人の輝いた表情に出会った瞬間かな。
本当に一瞬の事なんだけれど、その一瞬を撮った時の達成感。それが最高なのよ。
私はそのためにコンパクトカメラを持ち歩いているんだ。
あ、今私が愛用しているのはコンタックスＴｉｘってカメラ。コンパクトだけどものすごくいいカメラなんだよ。

コンタックスもいいカメラだけど、一眼レフっていうのも捨てがたいと思わないですか？

うーん、確かに一眼レフっていいけれど、大きいし重いから持ち運ぶのが大変でしょ？
私が必要としてるのは、カバンに忍ばせておけるカメラだから、やっぱりコンパクトカメラなんだ。
それにコンタックスＴｉｘは普通の一眼レフと比べてもそう見劣りはしない写真が撮れるんだよ。あんなに小さいのに！
凄いでしょ！

いや～確かにコンタックスはすごいよ。ＡＰＳっていうのが技術的にすごいよ。まさに新世紀だね。

確かに、技術が発達するスピードって速いよね。カメラだってずっと昔はおいそれと持ち歩けるような大きさじゃなかったんだもんね。ふふふ、でも「まさに新世紀だね」ってなんか面白い返事だね。私平さんからのメール見て笑っちゃった。

受けて、よかった～♪

あーぁ、仕事が面白くないなぁ・・・。
ちょっと前に仕事の内容が変わって、苦情とか抗議の電話を受ける担当になったんだけどさ、１日中そういう話し聞いてると気分が滅入っちゃってね。あ～ぁ、配置転換してくれないかなぁ。あ、そう言えば平さんには私の仕事の事詳しくは話してなかったよね？

うん。

うわー・・失敗した。今回は仕事が忙しくってｉ-ｍｏｄｅからメールを転送できなかった。ので、中止・・・しかしながら前回よりも好感度のエンディングを迎えてはいました。ほぇぇ・・次も由子さんで頑張ろうかな？しかし、１日に二、三回とはいえ応対も大変なのです。